天野 玲
武蔵小杉支店(取材当時)
2008年入社 理工学部卒
2008年
自由が丘支店に配属。この支店は新規出店のモデル店舗的な存在で、リテール系を中心に売買仲介業務を担当。
2011年
武蔵小杉支店に異動。マンション、土地、戸建、収益不動産などの売買に携わるほか、CRE(Corporate Real Estate)案件の窓口として他部署と連携しながら有効活用や賃貸などを提案。
城南エリア、川崎市内を中心に、次のような業務に携わっています。
物件購入や売却がすぐに決定することは滅多にありません。たとえば売買の価格には売主、買主双方に希望する金額のイメージがあります。しかし高く売りたい人と、安く買いたい人の交渉ですから、金額が最初から一致することはまずありません。私たちは両者の間に入り、双方が満足できるように、知恵を絞ります。
ご家族の中でも意見が一致しないことや不動産会社に対する不信感がある場合もあります。目黒区のある約90坪の売買仲介に携わったときのことです。売主は高齢の女性3名でしたが、打ち合わせに毎回、それぞれのご主人も同席され、私一人を6人が囲んでの交渉でした。説明や資料の要求度も高く、苦労しました。過去に不動産会社への不信を抱くことがあったのだと思います。契約後にもさまざまな課題が起こり、解約の危機もありました。しかし無事に決済が終わり、銀行を出た瞬間、売主さんに「あなたにお願いしてよかった」と言われたことは今でも印象に残っています。数多くの案件を手がけ、難関を乗り越えることが、やりがいにもなり、自分の成長にもつながっていると思います。
新卒でまずハウスメーカーに就職し、営業を担当していました。その後、地場の小規模な不動産会社に転職しました。地域に密着し、顧客との信頼関係の中で、きめ細やかに小回りの効く営業ができることにやりがいを感じていましたが、反面、待遇が景気変動に影響され、不安定になりやすいという問題も大きく、いろいろ悩んだうえで転職を決め転職先を探していました。これまでの経験が活かせる企業であり、安定性のある大手不動産流通企業の一社として、当社を知りました。
私がそれまで培ってきた経験を活用でき、不動産仲介を主とした事業安定性を持つ企業であることが大きなポイントでした。就職活動では、個人仲介に限定せず、当社のように仲介はもちろんアセットソリューションや賃貸といった柱となる事業を持ち、堅実な業績を上げている総合不動産業をめざしました。当社の場合、歴史ある企業であるとともに、自発性や積極性が尊重される社風があり、個人の裁量権が大きい職場環境も魅力でした。